日時:2024年6月15日
場所:代官山 日本食品総合研究所 調理室
重さや質感、形や色合い、そして唇に触れる瞬間。酒器は日本酒の一部と言っても良い存在です。
それならば、呑んで味わってから、自分好みを決めていただくのが一番贅沢な酒器選びではないでしょうか。
そこで、大阪のギャラリー「wad」さんキュレーションによる酒器たちに「きょうの日本酒」の銘柄をペアリングする、一日限定の器と日本酒のギャラリーを代官山「日本食品研究所」にて開店しました。
第一部、第二部では人数を限定し、ひとつひとつ銘柄や酒器について丁寧にご説明させていただく場として。
薪窯で作られた、一点ものの味わい深い酒器24個が並んだ姿は圧巻。その中から好きな酒器を選び、23銘柄の日本酒とお食事のペアリングをゆっくりと愉しんでいただきました。
wadさん、伊賀の陶芸家 小島陽介さん、今回のつまみを作ってくださった中本千尋さん、きょうの日本酒メンバーがお客様と談笑しながら銘柄を変え酒器を変え、各々がご自分のペースで器に向き合い、新たなペアリングの発見もある和やかな会となりました。
第三部ではスタンディングスタイルにし、交流の場として。 酒器と銘柄を自由に選んでいただく形はそのままに、つまみはタパス形式で提供しました。
お食事前のひと時にお越しいただく方も多く、約50名ほどの方にお越しいただき、会場内は溢れんばかりの人となりました。
スタイルを変えての開催となりましたが、いずれの部でもご好評の声をいただきました。
お越しいただいた皆様には、酒器を視覚的に愉しんでいただくことはもちろん、酒器によって日本酒の味わい方が大きく変わってくることや、掌に持った時、唇に当てた時の触感も幅広く体験いただけたと思います。また、今回のつまみはエスニックを提供しましたが、日本酒にも意外と合うという声も。
きょうの日本酒の全銘柄を気兼ねなく呑める機会というのも初めてだった今回。全銘柄を堪能された方も多く、そのままお好みの銘柄をご購入いただく方もいらっしゃいました。 きょうの日本酒の幅広い味わいをお愉しみいただける貴重な機会になったと思います。
少しアプローチを変えることで、愉しい体験をつくることができるのだと、私たちにとっても学びのある会となりました。
今回ご好評いただけたので、またどこかのタイミングで、第二回を企画したいと思います。 続報をお待ちください。